前回、乗り物の中でも圧倒的人気を誇る電車をご紹介しましたので、今回はその他の乗り物作品をご紹介。
最初の作品は約2ヶ月の期間をかけて仕上げた「ショベルカー」Iくんの自信作☆(年長)
この形にするまでには、一個一個のパーツに色を塗って組み合わせて作っていく、長い道のりが・・
小学生中学年向けのキットなので、やりたい!と言っても途中で挫折したり、もうやらないと興味を無くしたりするのかなと思っていたのですが、2ヶ月の間やりたいという気持ちは途切れることなく、完璧に作り上げるところまで進んだのです。
その集中力と持続力には本当に目を見張るものがありました。
続いては「飛行機」(年少)
「飛行機を作りたいよ。どうしたらいい?」
「そうだね。どうしたらいいかな?」と言った会話からスタートしたこちらの作品。
アトリエこころねは自由創作のアート教室なので、材料や画材、その日のテーマも子どもたちが作りたいものを存分に行える場所。
「どうしたらいい?」に「こうしたらいいんじゃないかな」と、すぐに対応することよりも、「何かいいアイデア思い浮かばないかな?」子ども自身に考える 創造する時間や余白を大事にしています。
「あ!この芯を使ったらいいかも!!」と素材を選んできたところで、すかさず「わぁ!いいねー。素敵な飛行機に✈️なりそう。羽はどうしようっか?」と、
その子のアイデアを全肯定しながら、やりたいと思っているイメージを具現化する心理的サポートを行っていくとどんどんやる気エンジンが加速。
最終的にはリモコンで動く飛行機 となって完成しました!!
こちらの子は木材を組み合わせて
赤いスポーツカーを作っています。
どの子も真剣な表情で、作品作りに没頭し、自分の中にある乗り物の格好良さを形に体現していきます。
『赤』色を使う心理的傾向は、やる気・前向き・元気・自信などの気持ちが反映されることが多く、
Yくんもアトリエ大好きになり、回数増やして欲しいと申し出があった頃にこちらの作品を作っていたので、
作品作りへの意欲に、自分って毎回スゴイ作品作れてるという自信の育みなどが『赤いスポーツカー 作りたい』というテーマに現れています。
今回お読みいただいた〝乗り物〟という同じテーマの中でも、一人一人の能力の現れや情緒の育みが異なり、そこを親御さんとお話ししながら日常生活の状況を教えていただき、そして子どもたちとの会話をしながら、
その子にとって必要なサポートの在り方を見極め、個別対応していくところがアトリエこころねの最大の特徴ではないかと思っています。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
次回は大きな節目や成長する覚悟を決める時期によく表現される『ロケット』を紹介したいと思っています。
ひと雨ごとに、冬から春に季節が変わっていく今日この頃。学期末、年度末の忙しい時期でもありますので、皆さま体調にお気をつけてお過ごしくださいね。