気温はまだぐっと寒いけれど、光は強く春を感じる今日この頃です。
ご近所で可愛らしい梅の花が咲いていました。
「乗り物」好きの子、女の子も居てもいいはずなのだけど(私は幼稚園の頃はミニチュアスポーツカー好きで集めておりました)
断然アトリエでは男の子の心を鷲掴みにしています。
断トツ人気の「電車」の作品を紹介していきます。
平面に描くときも
「山手線がビルの中走ってる」小1男子
立体木工でも
「新型山手線車両」小2男子
内側から見ると
運転手席があり、運転レバーなども再現されています。芸が細かい!
そして時には本当に乗れて走れるような大きな作品も
「千代田線」年長
行き先だって変更可能です
細かいところまで観察して、常にリアルさを追求していく乗り物好き
硬くて大変な車輪付けだって果敢に取り組み頑張りました!
電車には、どんな魅力があるのでしょう?
レールの上を一定のリズムで進み
定時に来てくれて行きたい場所へと走っていく安心感、そして何よりも車両が格好いいのかな。
本当にみんな詳しいんです。
下手にお手伝いしようかなと作品に手を出したりすると、今のパンタグラフはひし形ではないとか、E7系の色はそんな色でない!とか、叱られちゃったりして「おっとっと^^; すみませぬ」と早々退散することに。
そんな時は、どんな知識をもってるのか教えてもらおうとお話し中心に関わっていると、次から次に自分の知っている知識を続々と教えてくれます。
「こんなこと知ってる僕ってスゴイでしょ!」と得意な気持ちと自分を誇らしく思う気持ちが全面に出てきて、私は何度か聴いてる話もこういった類の話は覚えきれず、いつも新鮮な気持ちで電車博士たちのお話しを聞かせてもらっています。(忘却する力はこんな力を発揮したりもするんですね)
好きなものを作り、好きなものの話をしてる時の子どもたちの顔は極上のキラキラフェイスです。
好きなものがわからないって大人も、子どもも世の中には沢山いるけれど、それってどこかの時代の私が抱えていて、今の私がそれを思い出せずに忘れてるだけではないのかなと、子どもたちのキラキラ顔見ながら考えたりします。
「好きなものに出会うには、嫌いなことをするのを止めるのが早道だよ」という話を聞いたことがあります。
初めて聞いた時、嫌いこと止める っていったってそんなの出来ないでしょうと思っていました。
でも好きで一生かけてやっていきたいということを見つけて、それまでの生き方をチェンジしていこうとした時、「どうせなら好きなことで自分の人生を満たしていけるような時間の重ねていこう」と舵取りをしました。
必然的に嫌いなことは無くしていく方向へと進みました。
レールの乗って走り続けることで得られる安心感が不満よりも高い時にレールに乗って、
社会のレールが自分らしくないと違和感を感じ、このままだと自分が潰れてしまうと思ったらレールを外れて、砂利道に自分なりの道を敷いてつまづきも味わいと思いながら歩んでいく。
どちらも良い悪いでないですね。
メリット・デメリットを確認しながら、その時の自分に合った生き方を選択できる力を持っていたいなと思います。
そしてアトリエの人たちにも、そんな柔軟にクリエイティブしていける力を届けられたら。
乗り物から、レールの話にスライドした今回のお話し。
次は「車」や「ロケット」などの作品を紹介したいと考えています。